関東地方・関西地方からの直行便はなく、必ず鹿児島空港か鹿児島市内にあるフェリー乗り場を利用してたどり着けるサーフパラダイスの種子島。
数年前からJPSAのプロサーフィンツアーの開催地にもなっている日本屈指のサーフエリアです。
そんな種子島には初心者でも楽しめるポイントから上級者までも楽しめるポイントが存在します。この記事では、ビギナーでもエキスパートサーファーでも楽しめる種子島をご紹介します。
目次
種子島は大きく分けて3つのサーフエリア
種子島のメジャーポイントの鉄浜海岸がある西之表エリア・混雑が滅多にない中種子エリア・南国を感じることができる南種子エリアと大きく分けて3つのエリアがあります。
西之表エリアから南種子エリアまでは車で1時間弱で移動する事ができます。東京都内から千葉へ向かうより全然近いので、波チェックも簡単です。
西之表エリア
西之表のサーフポイントは伊関・沈没・風元・浅川・鉄浜・ハングリー・ロックと言ったポイントが太平洋側にあります。
種子島の中で最もメジャーなサーフポイントの鉄浜海岸もこの西之表エリアにあります。大型の連休には、鉄浜海岸にある駐車場は満車になることがあるほど人気があるビーチブレイクのポイントです。とてもパワフルで掘れた波は上級者も楽しめます。インサイドは砂浜なので、他のエリアよりも安全でよくサーフィンスクールも行われているポイントです。
西側の東シナ海にあるサーフポイントは、よきの・住吉と言ったサーフポイントがあります。サーフショップ「オリジン」もこの西之表エリアの市街地にあり、サーフガイドやサーフィンスクールを受けることもできます。
中種子エリア
中種子エリアにあるサーフポイントは、太平洋側では中種子ローカルのメインポイントでもある中山海岸があります。また西之表エリアから中種子エリアへ移動していると崖の下に見える犬城海岸があり、駐車場スペースも限られていたり初めて種子島に来るサーファーにはわかりづらいでしょう。
西側の東シナ海には長浜・屋久津があり台風のうねりが入るとハイクオリティな波が立ちます。
『犬城海岸@中種子エリア』
南種子エリア
南種子エリアにあるサーフポイントは、南国ムードのピンクの目立ったホテルの目の前のホテル前を初め、灯台下・スタックなどのポイントが多数あります。
種子島宇宙センターもこのエリアにあり西之表からでも1時間弱で来ることができるので観光ついでにサーフィンも可能です。
種子島のローカルサーファー事情
種子島のローカルサーファーは基本的にフレンドリーです。
「種波」というサイトがありそのステッカーを貼った人に波情報やポイントの注意事項を聞けば、親切に教えてくれます。他のポイントではあまり見受けられない素晴らしい活動をローカルで実施していて、全国のサーファーの良いお手本です。
しかし、あくまで基本的なあいさつやコミュニケーションをしっかり取りローカル優先・パドルファーストのローカルリスペクトの気持ちを持っていればの話です。
みんなで波をシェアしましょう。忘れていたサーフィンを始めた頃の素直な気持ちに戻れるのも種子島の良いところです。
ロングボード禁止・ローカルオンリーのポイント
種子島にはロングボード禁止のポイントやローカルオンリーのポイントも存在します。そういったポイントでは危険が多くある場所でもあります。わからないポイントでは、入らずにギャラリーに回ってエクセレントサーファーのサーフィンを見ていても楽しいものです。種子島にあるショップに聞いたり、何かしらの情報を持っていた方がいいのはどこにトリップに行くにしても当たり前のことですね。
種子島ではサーフガイドは必要!?
種子島で、サーフガイドが必要か?と聞かれたら、絶対必要ではないですがサーフガイドにお願いした方がいい波を当てることができます。
崖の下にいい波が割れているのに、どこからエントリーしたらいいのかわからない場所や車をどこに止めたらいいのかわかりづらいポイントが結構あります。潮が引くと岩がむき出しになり危険な所や、ハイタイドの数時間のみサーフィン可能なポイントもあります。
サーフガイドは、種子島のことを知り尽くし「うねりの向きと風向きならお昼過ぎから、あそこが今日はいいんじゃないか!?」など教えてくれ、予想は大当たり!無人のスーパーブレイクに巡り合えたことがたくさんあります。