種子島のお土産!芋の甘味を感じられる島の本格焼酎

もともとビール党で、あまり焼酎自体飲まなかったのですが、種子島にきて芋焼酎にどっぷりはまってしまいました。
居酒屋のようなところでも、ボトルキープされていてみんな種子島の人は大好きな焼酎です。種子島のサーフィンの大会でも協賛したりと島になくてはならない酒造です。

種子島ではメジャーなしま甘露

焼酎マニアではない限り、魔王、森伊蔵、村尾などのプレミアム焼酎は知ってたとしてもしま甘露はまだまだ全国的には知名度が高い焼酎ではありません。しかし種子島では最もと言っても過言ではないぐらいメジャーな焼酎で知られています。西之表市街にある居酒屋さんではどのお店にもしま甘露のボトルがたくさんキープされています。


しま甘露のボトルキープ

島の人は、しま甘露を飲めばみんな笑顔になり仲良くなれます!個人的見解ですが…笑

地魚のお刺身とも相性もばっちりです

しま甘露はどんな焼酎?

毎年鹿児島県酒造組合が主催の鹿児島県本格焼酎鑑評会が開催されます。しま甘露もこの本格焼酎鑑評会では優等賞をとったことがある美味しい焼酎です。

黄金千貫(コガネガセン)と白豊(シロユタカ)を原料とした焼酎です。どちらも鹿児島県が主な生産地の適度な当分があり、デンプンも豊富なさつまいもです。この芋なくしてはしま甘露はできません。甘く香ばしいのが特徴の本格焼酎で、まさに種子島の地酒になります。

水割り、ロック、お湯割りなんでも美味しいですが、私個人的にはお湯割りが芋の甘みがよくわかり一番好きな飲み方でした。しま甘露のお湯割りを飲んだ後には、体の中からぽかぽかと温まるのがわかります。

焼酎好きの方へのお土産なら喜ばれるのは間違いなし

高崎酒造で工場見学もできる

しま甘露の蔵元の高崎酒造は、西之表市から車で約30分走ると安納地区があります。安納芋が作られている地域で有名です。
事前に電話で予約する必要がありますが、酒蔵を見学し試飲することもできます。見学、試飲は無料なので焼酎好きなら一度は行ってみる価値があります。高崎酒造まで行く道は、曲がり角に看板があったりするのでマップなどを見て近くまで行けば大きな建物があり、周りには畑だけなのですぐにわかります。
高崎酒造の工場は9時から16時までなら事前に電話予約をして見学する事ができます。


入口にはベロベロに酔っぱらったタヌキの置物

米麹造り

まず焼酎を作るにあたって一番最初の工程として米を蒸します。温度を管理しながら、適温に下がったら麹菌をいれて仕上げます。麹菌はお米やサツマイモに含まれるデンプンを糖に変えます。この工程があり、しま甘露はとても甘い芋の味がしっかりしています。

1次仕込み

先ほどの工程で出来上がった米麹を使って、種子島からの恵みの地下水と酵母菌を加えます。酵母菌は糖をアルコールに変える働きをします。そしてこの工程でできたもろみは温度調整をしながらも約1週間程度発酵させていきます。

2次仕込み

約1週間発酵させた先ほどつくったもろみを水と混ぜます。さらにそのもろみに細かく砕かれた蒸したサツマイモをいれます。こちらも温度の調整をしながら約9日間発酵させます。

蒸留

9日間経過したもろみを蒸留器に移動させて、沸騰させると湯気がでます。その蒸気を冷やすことで気体が液体になりしま甘露の原酒になるんです。1度の蒸留時間は3時間30分程度です。ここまででもいろいろな作業工程がありとても大変です。

びん詰め

先ほどできあがった原酒は、38度でアルコール度数が高いために25度になるまで水を加えて調整します。不純物が入っていないか一本ずつ、人の目でチェックしてびん詰めの作業が終わります。

高崎酒造のしま甘露以外のお酒

しま甘露以外にも、高崎酒造からいくつかの焼酎が作られています。黒甘露というしま甘露の兄弟的な焼酎をはじめ、しまむらさき、しま安納があります。飲みやすく美味しかったです。

しま甘露で作られた甘露の梅酒もあります

年に一度の収穫時期直後には

サツマイモの収穫時期が終わり、毎年11月下旬には新焼酎が高崎酒造から発売されます。数量限定で早めに抑えないと人気のためになくなってしまう可能性があります。

サーフィン大会の協賛も

種子島では、毎年開催されるサーフィンイベントの中に甘露杯があります。なんと優秀な成績をおさめた選手には、しま甘露が送られます。
種子島にある企業や県外からの企業も協賛したりするほど、盛り上がるイベントです。
この大会はとてもレベルが高く見ているだけでもとてもエキサイティングです。初めてサーフィンを見る人もきっと挑戦してみたくなるでしょう。

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